絵本の部屋 チュッチュへようこそ♪
ここでは、思わず赤ちゃんをチュッチュとキスしたくなる絵本を紹介しています。絵本はい~っぱいあるので、少しずつ公開していきます。時々のぞいてみてくださいね。
私は、保育士をしていますが、大人になってから絵本に興味を持ち、絵本講師になりました。所属する団体はの名は、まさにピッタリ・・・「NPO法人絵本で子育てセンター」と言います。絵本で子育て??って、思いますか? もちろん、絵本の楽しみ方は色々ですし、人それぞれ考え方も違います。でも、私にとって絵本は、まさに子育て。初めての育児にとまどい、不安やイライラ・・・子どもの事は大好きなのに、うまく伝えられない。。そんな時に絵本に出会いました。絵から広がる大きな世界、絵本の言葉の力を借りて、子どもにたくさんの事を伝えました。子どもに、だけではありません。絵本は私にも多くの気づきと、学びをくれました。周りの方の助言さえ耳に入らない、気持ちがいっぱいいっぱいの時でさえ、絵本は私を癒し、そして私の心を映してくれる鏡のように、今の自分を受け入れる勇気をくれました。
私の子育ては、まさに「絵本で子育て」です。
そして、もうひとつの私の子育ての軸にあるのが、ベビーマッサージ♪
一見、別々の事のように思える、このふたつの大切なものが・・・ある方の話を聞いて、繋がったのです。それは、同じく絵本講師であり、わらべうたベビーマッサージ講師になった方の言葉でした。
「絵本」と「わらべうたベビーマッサージ」は同じ。わらべうたベビーマッサージも、絵本と同じように、歌いながら赤ちゃんの肌に触れ、その言葉・歌詞・動きから、我が子に愛情を伝えるツールである。「なんて話しかけたらよいのか分からない」「どう触れ合ってよいのか分からない」「愛情の伝え方が分からない」そんなママを助けるという共通点が、絵本とわらべうたベビーマッサージにはあり、今の時代だからこそ、このふたつが大切なのである。その方の言葉 そのままではないけど そんな風に私の心に残っています。
今まで、絵本を主役にした「絵本講座」をする機会は、あまりありませんでした。教室の内容のひとつに、絵本を取り入れ 伝えてきました。でも、これからもう一歩踏み出して、「絵本で子育て」を沢山の方に伝えよう!!そんな気持ちになっています。
私のお勧めの絵本を紹介します。どちらも、我が子の事が愛おしくなる絵本です。
たからもののあなた
うさぎのフウちゃんはママの事が大好き♪でもお仕事で忙しいママに「どうしてお母さんはフウと一緒にいてくれないの?」と悲しくて泣いちゃうお話。。。
そんなフウちゃんに「あなたはママたからもの」という気持ちをママが優しく愛を込めて伝える絵本でした。
私も子どもを保育園に預けて働いていました。時には寂しい思いもさせてしまったかもしれません。でも、離れてても 子ども達の顔を思い浮かべ、がんばろうと思えたり 会いたくて寂しくなったり、、、だから 仕事が終わって会えた時は嬉しくてたまりませんでした。そんな気持ちを思い出した絵本、そして、私が子どもに伝えたいなぁと思えるメッセージが込められた絵本でした(*^^*)
「たからもののあなた」 まつお りかこ 岩崎書店
パンダなりきりたいそう
とっても可愛いパンダさんが、ぐーんとのびて「チューリップのたいそう」をしたり、くねくねして「バナナのたいそう」をしたり、見ていて癒されます。
先日教室でも読んでみました(^^)「ロケットのたいそう」のページでは、ママに赤ちゃんを抱っこしてもらいビューンとUPすると、すご~~く楽しかったですよ♪
全てのページが親子でまねっこできるのが、この本の面白いところです♪おすすめです(^^♪『パンダなりきりたいそう』いりやまさとし講談社
いいこってどんなこ?
冨山房 ジーン・モジット文 ロビン・スポワート絵
私の大好きな絵本です。
読むだけで、おこりんぼでも、いっぱい泣いても「あなたはいいこよ」とシンプルに伝えられる一冊です。
くっついた
『お父さんも一緒に読もう♪』
今日は絵本の中に「お父さん」が登場する絵本を紹介します(*^^*)父の日が近いので、お父さんも参加できるイベントや教室などで読んでみると喜ばれるかもしれないですね♪
「くっついた」 三浦太郎 こぐま社
きんぎょさんやおサルさん達が手やお口をくっつけて「くっついた」というフレーズをくりかえします。なんだかとっても嬉しそう♪「◯◯さんと◯◯さんが・・・」の後に次のページをめくると「くっついた」というフレーズが出てくるパターンが繰り返されるので、小さなお子さんでもすぐにその繰り返しを理解し楽しむようになります。
最後のお母さんとお父さんに「くっついた」をしてもらうページでは、実際にほっぺをくっつけたり真似っこしてもらうと、しあわせ〜な気持ちが広がります(*^^*)
「だいすき ぎゅっぎゅっ」
『大切なスキンシップ♪ふれる・抱っこ・抱きしめる』
赤ちゃんや子ども達はママに『ぎゅっ』ってしてもらうのが大好き(*^^*)
毎日どれくらい「ぎゅっ」ってしてほしいのかな??
その答えは、この絵本を見れば分かります♪
朝おきてぎゅっ♪
ごはん食べてぎゅっ♪
おさんぽの後もぎゅっ♪
もう一回ぎゅっ♪
絵本には「だいすき ぎゅっぎゅっ」というフレーズが何度も繰り返し出てくるので、読みながら是非お子さんを「ぎゅっ」と抱きしめてあげてくださいね(*^^*)お教室でもおすすめの絵本です♪
フィリス ゲイ シャイトー 著
ミム グリーン 著
デイヴィッド ウォーカー イラスト
「だいすき ぎゅっぎゅっ」岩崎書
【わたしがあなたをえらびました】
子どもが小さい頃、自分の不甲斐なさに悲しくなり「こんなお母さんでごめんね」と思った事がありました。「子は親を選べない」という言葉を聞いた事がありますが、そうじゃないんですね。
この本の『わたし』とは赤ちゃん自身を指し、『あなた』とはお母さんやお父さんを指します。赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくる。私を選んでくれたんだぁと愛しい気持ちになったり、子育ての小さな自信になりますね(*^^*)「わたしがあなたをえらびました」鮫島浩二 著 主婦の友社
【大きな木 】
木は小さな頃から一緒に遊んだ大好きな少年ために、リンゴを与え、木の枝を与え、幹を与え、切り株だけになってしまいます。老人になった少年は、最後にその幹に腰かけ休みます。
「愛は与えること」木は本当に幸せだったのでしょうか??
「与え続けること」は少年のためになったのでしょうか??
賛否両論の絵本なんだそうですが、どう感じるかは人それぞれですね。
私は、複雑な気持ちです。今の私は、木にも少年にも、自分を重ねて読むことができました。親に大切に育ててもらって大人になったけど、絵本に出てくる少年のように与えてもらうことばかり。その一方、母として子ども達に「見返りのない愛」を注いでいる途中。。
絵本の中の一文「それで木は幸せに・・・なんてなれませんよね」に、とても考えさせられました。
この答えは簡単に出せません。赤ちゃんより少し大きなお子さんをお持ちの方や大人の方に読んでほしいなぁと思います。
シェル・シルヴァスタイン (著) 村上春樹 (翻訳) あすなろ書房
38ヶ国、900万部超の世界的ベストセラーです。日本では初めに本田錦一郎さんが翻訳されました。訳す人によってまた少し違う印象になるので、私はどちらも好きです。
【だってだってのおばあさん】
98歳のおばあさんは「だってわたしは おばあちゃんだもの」という言葉が口ぐせ(*^^*)おばあちゃんだから出来ない、似合わない、といつも言い訳をしていました。ところが99歳のお誕生日の日、ろうそくが5本しかなかった事をきっかけに、おばあさんの口ぐせは「だってわたしは 5さいだもの」に変わります。すると、おばあさんは魚釣りに出かけ、川に入り魚をいっぱい釣ることができました♪
もちろん、おばあさんは99歳です。でも、気持ちが変化したことで色んな事に挑戦することが出来るようになったのです。
この本は、子どもだけではなく、社員研修などでも紹介される絵本です。「だって私は⚪️⚪️だから」と言い訳せずにやってみよう♪できる!と前向きになれる絵本ですね。
だってだってのおばあさん
フレーベル館 佐野 洋子
『キセキ』
今日は、歌手のMINMIさんが書き下ろされた「キセキ 今日ママに会いにいくよ」という本を紹介します。この本は、出産予定日を過ぎて、少し不安な気持ちになっているママに一部を抜粋して、読んでさしあげる事の多い本です。「まだかなぁ。早く出ておいで。」そんな想いにお腹の赤ちゃんが答えるように、優しい言葉と勇気を与える心強いメッセージと共に描かれています。
私の中で、心に残っているのは「赤ちゃんは自然に出るんじゃなく、ちゃんと勇気と意思をもって出てくるんだって」という言葉。出産はママにとっても大変ですが、赤ちゃんにとっても狭い産道を通る長い道のり。。「ママに会いたい」という強い意思を持って生まれてくるのですね。まさに「キセキ」そう思いました(*^^*)
キセキ『今日ママに会いにいくよ』
MINMI 光文社
『どんなに君が好きだかあててごらん』
お教室やサークルで小さなお子様を連れたママとお話していると、「少し離れただけで泣いちゃいます。」「人見知りで私じゃないとダメなんです。」という声をよく聞きます。ママのことを信頼し、ママのそばで安心し、ママの事が大好きだからこそですね。赤ちゃんはどれくらいママの事が好きなのでしょう・・・この絵本がその答えのヒントになるかもしれません(*^^*)
どんなにきみがすきだかあててごらん
サム マクブラットニィ (著), アニタ ジェラーム (イラスト), Sam McBratney (原著), Anita Jeram (原著), 小川 仁央 (翻訳) 評論社相手を思うからこそ「どれくらい好き??」と聞いてみたくなる。「こ~んなに好きだよ」と小さな体で表現する様子がとっても可愛い絵本です♪
【なに なに なあに?ねえママ教えて】
この絵本を開いた時の印象は「色がきれい!」でした♪赤いてんとう虫、黄色いひよこ、青いさかな、明るい色と形がパッと目に飛び込んできます(*^^*)なに なに なあに?
作: 木坂 涼 絵: 田代 卓
【わたしがあなたを選びました】
小さい頃を振り返ると、寝不足でフラフラで頭も痛くて全然笑顔でいれなかったこと、育児と仕事の両立に疲れて保育園のお迎えの帰り道、真っ暗でお腹も空いて何だか悲しくて、二人して泣きながら自転車をこいだこと、何度も「他のママのところに生まれてきたら、この子はもっと幸せだったのかなぁ。」と思いました。
でもそんな時に目に飛び込んできたメッセージが「赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくる」でした。こんな私を選んでくれたの?!そう思うととても嬉しくて、勇気をいっぱいもらいました。何度もこの本と言葉に助けられました。「わたしがあなたを選びました」
鮫島浩二 絵・植野ゆかり 主婦の友社育児は24時間ずっとママのそばにあります。外でいる時のように「猫をかぶる・たて前・外面」なんて通用しない、心の心のぶつかり合い、本当の自分と向き合う瞬間がいっぱいあります。気づかなかった自分の良いところ、嫌いなところが見えてきます。ある意味、自分を変えるチャンスでもあるのかもしれません。
【音の繰り返しを楽しむ♪】
『ゆめ にこにこ』
こぐま社 柳原 良平皆さんは昨夜どんな夢をみましたか?楽しい夢・悲しい夢・見てない??我が家では、子ども達が怖い夢を見ないように、寝る前に絵本を読むことがあります。「さあ、これで大丈夫よ。おやすみ。」そんなおまじないのような気持ちです。今日の絵本の最後は「おやすみなさい」という言葉が出てくるので、寝る前の絵本にもおすすめです。読んでいる私も、ほんわかリラックス♪いい夢が見れそうです(^^♪
【自然と「ぎゅっ」としたくなる絵本♪】
「ぎゅっ」 徳間書店
ジェズ・オールバラ
子育てに一生懸命になり、思い通りにならない育児に疲れている時「もっと触れてあげて〜!」とか「いっぱい抱っこしてあげて!」と誰かに言われると、余計に辛くなることってありませんか?
私にはありました。「分かってる~!」そう叫びたくなることもありました。でもそんな時、何気なぁく開いた絵本に心を救われる事があります。絵本を読んでいると自然とその世界に引き込まれ、自分がそこにいるような気持ちになって、最後のページを閉じた後、自然と我が子を抱きしめたくなったり、ありがとうと伝えてみたり、ありのままの自分を受け止める事ができたり。。絵本からのメッセージは、心に優しく染み込みます。自分の心で感じる事で自然と行動が変わるのです。しかもそのメッセージは人によって受け止め方が違います。絵本は心を映す鏡と言われていて、絵本を読む度に色々な角度から自分の心を映してくれます。この絵本は、あなたにとってどんな風に映るのか、是非読んで感じていただきたいなぁと思います(*^^*)森の中で可愛いおサルのジョジョが、色々な動物の「ぎゅっ」を目にして段々お母さんが恋しくなります。文字はとても少ないのですが、ジョジョの表情からその気持ちが伝わってくる大人気の絵本です♪
『てぶくろ』
てぶくろ
いもと ようこ 講談社
寒い日、お姉ちゃんとお出かけしたウサギのみみたんは、ひとつの手袋をお姉ちゃんと分け合ってつけます。手袋のない方の手は、お姉ちゃんと手をつなぎました。温かい。。今度は、おばあちゃんと手をつなぎました。手袋はなくても、みみたんとお姉ちゃんと手をつなぐ事でおばあちゃんの手も温まりました。そうやって森の仲間が皆で手をつなぐと・・・手袋はなくても温かい♪ひとつの大きな輪ができました(^o^)
幸せな気持ちになる絵本です。
冬にぴったりの絵本です♪
『おかあさん だいすきだよ』
皆さんはどんな時に、子どもを抱きしめたくなりますか?可愛いな~と思う時、大好きだよって伝えたい時はもちろんですが、もうひとつ・・・ついつい叱ってしまった日の夜。。。寝顔を見ながら「しかってばっかりでごめんね。でも、お母さん、あなたが大好きよ。」って抱きしめたくなりませんか?
この絵本ではまさに「そうそう!」と思う事が書かれています。「なにやってるの!?」「はやくしなさい!」・・・私も耳が痛い…です(^_^;)叱りたくないけど叱ってしまうママの気持ち、叱られてもやっぱりママの事が大好きな子どもの気持ち、そして「生まれてきてくれてありがとう」がいっぱい詰まった温かい絵本です。
『おかあさん だいすきだよ』
みやにし たつや 金の星社
子どもって本当に優しいですよね。どんなにおこりんぼでも「ママの事だいすき」って慕ってくれます。ママも人間ですから怒ってしまう事もあります。。この絵本を読んでそんな自分も受け止めてみませんか?そして、いっぱい子ども達を抱きしめてあげてくださいね。
『クリスマスのかくれんぼ』
いしかわ こうじ ポプラ社
思わずジッと釘付けになる、触りたくなる、何度も読んでもらいたくなる・・・子ども達の大好きな型抜きしかけ絵本です!白・緑・赤などのきれいな色のページをめくると、雪だるまやクリスマスツリー、サンタさんがくり抜かれた型の中に登場します(*^^*)クリスマスにぴったりの絵本です♪
赤ちゃんはとってもお利口さんです。時には絵本を舐めたり、小さな手で触って、自分でめくる事を楽しみながら、このしかけをめーいっぱい心と目と触覚から感じます。そして、絵本の楽しさを記憶します。その様子を優しく見守りながら、ママの出番が来た時には、今度は大好きなママの声で赤ちゃんの耳に音を届けてあげてくださいね。
この絵本は「これなあに?かたぬきえほんシリーズ」の最新版で先月発売されたばかりです。紙も一枚ずつしっかりと分厚いので、お子様と一緒に安心して遊べます。表紙は金色!クリスマスの特別な一冊になりそうですね♪
まどからおくりもの
『いつもいっしょに』
あなたのそばにいる大切な人は誰ですか?
ご主人、赤ちゃん、家族、友達。。
一緒にいるだけで何だか嬉しくて、安らいで、温かい気持ちになりませんか?
私は娘がお腹の中にいる時、赤ちゃんが生まれたら、愛おしくて大切で宝物のような我が子がそばにいる幸せをいっぱい感じて毎日過ごす日々を想像していました。でも実際は、初めての育児にとまどい、自分の不甲斐なさに悲しい気持ちになった事が何度もありました。他のお母さんのところに生まれたらもっと幸せになったかもしれない。。そう思った事もありました。
そんな時に出会ったのが、この絵本です。
『いつもいっしょに』 こんのひとみ 金の星社
この絵本を読んで、ふと自分のそばにある幸せに気づきました。もしかしたら私は娘にたいして、こんなに頑張っているのになんで泣くの?どうしてうまく行かないの?そう思っていたのかもしれません。毎日赤ちゃんのお世話をして、家事をして、一方通行で愛情を届けていると思っていたけど、本当は、娘の笑顔に癒され、いっしょに泣いて笑って感動して、ちょっとずつ母に育ててもらっている。プレゼントをいっぱいもらっているのは、私のほうなんだ!と気づきました。どんな私でも、いつもそばにいて、必要としてくれる。そんな娘がもっともっと愛おしく思えました。
この絵本は、そんな大切な人が「そばにいてくれる幸せ」に絵やお話から、私に気づかせてくれました。読んだ後は、何だか主人や家族、み~んなに「ありがとう」って届けたい気持ちになりますよ(*^^*)
「さつまのおいも」
今日は、秋を感じる絵本を紹介します。秋といえば・・・焼き芋?!美味しいですよね。子ども達には、収穫して自然の恵みをいただく事で私達は生きている!とまでは小さいお子さんに伝わらないかもしれませんが、この絵本を読むことでさつまいもが土の中で育ち、そして生きてるんだ!という事を、楽しく笑顔で伝えられるような絵本だと思いました。
おいもさんの暮らしを、可愛い絵と短い言葉「ごはんも食べるし、歯もみがきます。」など、で表現しているので、小さいお子さんにもお勧めです。おいもさんとの綱引きのシーンでは、子ども達とひっぱり合う真似っこをしても、楽しめそうですね。最後は、みんなでおいもを食べて、「プッ!!」・・・大笑いです(*^_^*)
「さつまのおいも」童心社
中川ひろたか
★私の5歳の息子がこの絵本を読んだ後にこう言いました。「お魚もお野菜もおいもさんも、みんなで全部食べてあげることが、救うってことやねん。よろこんでるねん。」保育園では、畑での収穫を子ども達に経験させてくれています。嫌いで食べるのを嫌がったお野菜も、自分たちで育てて収穫したものだと、食べています♪言葉だけではなく、体で命を感じるって大切ですね。
皆さんも、秋をいっぱい感じてくださいね~♪
【はやくはやくっていわないで】
作:益田ミリ、絵:平澤一平
この絵本は、まさに私が毎朝 発する言葉「早くしなさい~!」に対する、子ども達の心の声が届いたような気持ちで手にしました。
絵本の中には船が出てきて海を冒険します。各ページに書いてある言葉は少ないのですが、「ひとつひとつちがう できることちがう」「おさないで」「ひっぱらないで」などなどの言葉から、いかに…子育てが大人目線でペース配分されているのか・・・ということにふと気付き、私自身大きく深呼吸して子どものスピードに合わせて歩いてみるきっかけとなりました。すると、ゆっくりだけど、急かさず見守ってあげれば、ちゃんと最後までやりとげる事ができる!娘のそんな良い所が見えてきました♪
それからは、いつもより少し早めに起こし、娘にも自分で出来た!を味合わせてあげられるように心がけています(*^^*)
私にとっては、この絵本に出てくる船は子ども達でした。でもある方は、この船は自分だ!と思ったそうです。初めての育児、あふれる情報にとまどい、まさに「おさないで」「ひっぱらないで」だったそうです。でも、絵本の中の言葉に「誰もわかってくれない!」と思っていた自分の心に共感してもらったような温かい気持ちになり救われたそうです。絵本はひとりひとり感じ方が違います。皆さんにとって、この船はどんな風に写るでしょうか。。お勧めです♪
【ちびゴリラのちびちび】
ルース・ボーンスタイン作 ほるぷ出版
この絵本には小さな可愛いゴリラのちびちびが…出てきます。森の皆から愛されているちびちびは、どんな時も「ありのままの姿」を受け入れてもらっています。そして、大きくなって見た目の姿が変わっても、やっぱりみんなに「だいすき」と愛されています。
この絵本を一回読んであげるだけでも、7回「だいすき」という言葉が出てきます。絵本を通してママの声から聞こえてくる「だいすき」の言葉は、聞き手の子ども達の心にも届きます。そして、いつしか子ども達はちびちびを自分の姿と重ねて、ボクはみんなに愛されている!このままのボクでいいんだ!と自己肯定感を育むメッセージを受けとります。
育児がしんどくて愛情あふれる言葉が出てこない時は、是非絵本の言葉の力を借りてみてください。きっとママの心にも、明るい風がフッ~っと通り抜けるような、気持ちの良い時間が流れると思います。
『はなびドーン (とことこえほん) 』
先日、地元の花火大会にいってきました。「ドーン パーン」という音と共にきれいな花火が上がり・・・「わぁ、キレイ」という声も聞こえてきましたが、隣に座っていた1歳くらいの女の子も目を真ん丸にしながらお空を見ていたのが印象的でした。「花火の音」と、赤・緑・青・黄色に変化する「花火の色」を、小さな体でいっぱい感じていたのだと思います。今日は、まだ赤ちゃんが小さくて花火を見せてあげられなかったママにお勧めの…、赤ちゃんに花火を見せてあげられる絵本を紹介します。
『はなびドーン (とことこえほん) 』
カズコ・G. ストーン (著)Kazuko G. Stone (原著)
表紙の絵を見るとわかるように、色使いがとっても綺麗で、目を惹きつけます。「シューッ」「ドーン」「キラキラキラ」などの音を表現する言葉が、小さい赤ちゃんを耳からも楽しませてくれます。花火を見た事のある子ども達と読むのもいいですね。大人もワクワク、楽しい絵本です♪
『最後だとわかっていたなら』
ノーマ コーネット マレック サンクチュアリ出版
『へんなかお』大森裕子 白泉社
とっても楽しい絵本を紹介します♪クマやライオンなどの動物達が「ねえねえみててね」と可愛いお顔でにっこりしています。でも、ページをめくると・・・ママも笑っちゃうような「へんなかお」に変身しちゃいます。最後のページには、鏡のような銀色のシールが貼ってあるので、子ども達と一緒にママも面白~い顔を写してみてください(*^_^*)思わず笑顔に…なって、暑さを吹き飛ばし、気分が明るくなりますね♪
大人は絵本を読むとき、ついつい字ばかりを追って「絵の本」であるはずなのに、「絵」を味わえていない事があります。でも、この絵本は内容や言葉がシンプルで繰り返しがあるので、ママも一緒に絵を楽しんでいる気がしました。何度も読むうちに、子ども達もまねっこして「へんなかお」をしてくれるようになれば、親子のお気に入りの絵本として大活躍すると思います(*^_^*)
【おこだてませんように】
くすのき しげのり 作、小学館
主人公の男の子は「ぼくはいつもおこられる」とすこしすねています。。でも、子どもながらに色々な思いがあるのです。男の子が書いた「短冊の願い事」から、子どもの優しさに気づいたママ。最後はとても心が温まるお話です。この絵本の中では、まだまだ上手に表現できない子どもの気持ちや、ついつい怒ってしまう母としての気持ちが描かれていて、とっても共感できる絵本です。
【ちょっとだけ】
瀧村 有子、福音館書店
赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃんになった「なっちゃん」が、甘えたい気持ちを「ちょっとだけ」我慢して頑張る姿を描いた絵本です。いつもはママにしてもらう事を「ちょっとだけ」自分でやってみる・・・でも、やっぱり大好きなママに抱っこしてもらいたい。。。愛情たっぷりの最後のシーンは、涙なしでは見られません(≧∇≦)成長していく子どもの姿を、母親の深い愛情とともに描いています。
お二人目を出産されて教室に来られるママにこの絵本を読ませて頂き、涙した後に「上のお子さんに、是非わらべうたベビーマッサージをしてあげてくださいね。」 と声をかけます。すると、次にお会いした時には「すごく喜びました〜♪」「この子なりに頑張ってくれていたのだと気づきました。」と嬉しい感想を聞かせて頂く事が多くあります(*^^*)
いっぱい抱っこして、触れて、心を満たすきっかけ作りに、お勧めの絵本です。
「おいし~い」
いしづ ちひろ、 くわざわ ゆうこ
「離乳食を食べてくれない」「もっと食事の時間を楽しくしたい」などなど、赤ちゃんの事が大切だからこそ、色々な想いがあると思います。
そんな方には、この絵本がお勧めです~♪
もぐもぐ♪ ごっくん♪ とろとろ♪ などなど、離乳食に大切な食感や、なんども出てくる「おいし~い」という言葉がとっても可愛い絵本です。離乳食は完食を目的とせず、おっぱいやミルク以外の味や食感を覚えながら食事の楽しさを感じる事が大切だと思います。食べる練習だと考えれば、うまく行かなくて当然(*^_^*) 赤ちゃんのペースでゆっくり楽しんでみませんか?食事の前によんだり、食べる真似っこで赤ちゃんのお口に「あーん」としてみたり、短い絵本なので忙しいママにもお勧めです♪
どこどこハート
tupera tupera ブロンズ社
「あららハート♪あららハート♪」でお馴染みのわらべうたベビーマッサージにぴったりの絵本を見つけました。色々なところにハートがちりばめられていて、とても可愛い絵本です。小さなハート❤や大きなハート❤を子ども達と一緒に、探してみませんか?大好きなママの声で聞いていた「あららハート♪」が、今度は視覚からも「ハート」を楽しみ、いつものマッサージがもっと楽しくなるかもしれませんね(*^_^*)
ブーンブーンひこうき (あかちゃんのりものえほん)
飛行機がとびたち、着陸するまでの様子を可愛い絵と、ブルンブルン♪ブルブル♪ブルルルなどの音が楽しめる、赤ちゃん向けの乗りもの絵本です(o^^o)
★楽しみ方
・赤ちゃんをひざの上に乗せて、音に合わせてゆらゆら動かしてあげながら読む。
・最後は夜になってひこうきがおやすみするお話なので、ねんねの前に読んであげる。
・わらべうたベビーマッサージの前後に読んであげるのが一番のお勧めです。「あららハート」のマッサージがもっと楽しくなりそうですね。
同じ作者が描いた「ぶーんぶーん」という作品もあります。しろくまのパパと子どもが、足に乗ってぶーん、脇に抱えられてぶーん、と飛行機あそびをする絵本です。父の日が近いので、パパとのふれあいにはこちらもお勧めです♪
『おへそのあな』
お腹の中で赤ちゃんは何を聞いて、何を見ているのでしょうか?もしかしたら、ママの「おへそのあな」からのぞいているかもしれないですね(*^^*)
今日のお勧め絵本は・・・
『おへそのあな』長谷川義史 (BL出版)
これから生まれてくる赤ちゃんを想いながら家族で読むのも良し♪少し大きくなったお子さんに、あなたが生まれてくるのを皆とっても楽しみにしていたんだよ〜と、話してあげるのも良し♪です。
ちなみに、絵本の途中で景色が逆さになります。間違って逆さに読んでいるのではありませんf^_^; お腹の赤ちゃんは、頭を下にしてママのお腹で過ごしていますよね。だから、おへそのあなから見える景色は・・・逆さ!赤ちゃんが見ている世界を絵本でもちゃんと描かれているのです。なるほど。
たまごのあかちゃん
かんざわとしこ文、やぎゅうげんいちろう絵、福音館
皆さんは、「たまごのあかちゃん」という絵本を知ってい
「でておいでよ~」というフレーズが繰り返し出てくるの
赤ちゃん教室でのよみきかせなら、生まれる前のたまごの
図書館には、大きいサイズのビックブックもあります。大
おしくら・まんじゅう
小さい頃、寒い日にはお
「赤いおまんじゅう」と「白いおまんじゅう」が、色んな
わらべうたの中には、日本の文化がちりばめられています
まどから おくりもの
クリスマスに
*:.。. まどから おくりもの .。.:*・゜
五味太郎 偕成社
この絵本がXmasにぴったりな一番の理由は、サンタク
「うまれてきてくれてありがとう」
童心社・にしもとよ
羽を付けた可愛い赤ちゃんがママを探します。最後にママ
ねんねの前にお勧めの絵本
『ペネロペ こわいゆめをやっつける』・・・娘が4歳くらいだった頃のお気に入りなので、赤ちゃん向けという訳ではないのですが、絵がとっても綺麗なので絵本(絵を見て楽しむ)としても目を引きます。この絵本に出会ったきっかけは、娘が怖い夢を見て夜中に何度も起きていた頃でした。何かいい方法はないかな~と、写真を枕の下に入れてみたり、寝る前に良い音楽を聴いてみたり、色々試した中のひとつがこの絵本♪ 娘の気持ちにピッタリ合ったようで、毎晩この絵本を読んで最後に魔法をかけました。どんな魔法かというと・・・怖い夢が逃げ出して楽しい夢を見る魔法なのです~★
裏表紙の粉は、指にとって、お鼻とおでこと、まぶたの上にそ〜っと付けてあげることで、怖い夢を見ない魔法がかかりまぁす♪ 私の顔にも塗ってくれましたよ(^_^;)
そして、もうひとつ・・・
『いつもいっしょ』です。くまさんやねずみさんが出てきて、好きなものにクルクル巻かれたり、コロコロ転がったりします。赤ちゃんにとって「いつもいっしょにいて、くっついていたいもの」は・・・ママかもしれませんね。だから、ねんねの前は、お洗濯が残っていても、お片付けが残っていても、どうか一緒にいてあげてください。そして、赤ちゃんにも「大丈夫だよ~。ママはいっしょにいるからね~。」ってこの絵本を通して伝えてあげてくださいね。
赤ちゃんもママも、ぐっすり気持ちよく良い夢が見れますように♪
あかちゃん社長がやってきた
講談社 マーラ・フレイジー
生まれた時から赤ちゃんは自分の気持ちをママにいっぱい伝えてくれます。笑って泣いて、気に入らないと怒りますf^_^; まさに、社長さんみたい(o^^o)そんな様子を楽しく、そして思わず「そうそう」とうなずいてしまうような絵本です。
「だるまさんの」かがくい ひろし
ブロンズ新社この本知ってますか?だるまさんの表情が何とも楽しい・・・(*^_^*)この本が好きなお子さんも多く、読んでいると「だるまさんの・・・め」「め!」、「だるまさんの・・・け」「け!」と、ポイントポイントで声に出していってくれたり、自分の目を指さしたり、ただただママが読むだけではなく、一緒に楽しめます。私、かがくいひろしさんの世界観がとっても大好きなんです。この「だるまさん」他にも「だるまさんが」「だるまさんと」があってどれもお勧めです。是非是非、読んでみてくださいね。
「赤ちゃんが大好きな絵本」
絵本を買おうと本屋さんにいっても、沢山ありすぎて どれを手にとったらよいか・・・迷います。
そんな私に、いい絵本に出会うきっかけを与えてくれる「本」を見つけました。タイトルは・・・「赤ちゃんが大好きな絵本」(妊娠中から0、1,2歳まで愛おしくてたまらない80冊)赤木かん子・加藤美穂子さんの著書です。
赤ちゃんにはどんな本を読んであげたらいいの~?この絵本ってよく聞くけど面白いの?
そんな疑問に答えてくれる本です。私も、この本を読んで宝物の絵本を数冊見つけました。みんなそれぞれに心に響く絵本があるはずです。絵本を探しているあなたに、お勧めの1冊です。
「ぐるんぱのようちえん」
この本、内容は知らなかったのですが、前から表紙の絵だけは知っていました。かわいいでしょ。先日、何かいい絵本ないかな~と探していたら、この本を読んだ人の感想のに、すごくいい事が書いてあったのです。その文章はこちら・・・、
「ひとりぼっちの大きなゾウがお仕事をする為に出発します。ビスケット屋さん、お皿屋さん、靴屋さんと次々お仕事をしますが、どこで作ったものも大きすぎて売れない為「もう けっこう」と言われてしまいます。そんなゾウが出会ったピッタリのお仕事は・・・。イラストがとても楽しくかわいいです。出会った全てのことには意味がある。
誰かに必要とされる喜びや、絶対に必要とされる場所があることを語るのにいいきっかけになりました。『子どもに伝えたい大切なこと』が詰まっている絵本です。」
これを、読めば皆さんも「ぐるんぱのようちえん」が読みたくなったのでは・・・(^-^)
気になる方は、西内ミナミ 作 「ぐるんぱのようちえん」福音館 おススメです。